起業を考える人

一昔前に「マネーの虎」という番組がありました。吉田栄作がホストをつとめ、新進気鋭の経営者が集い、起業スピリッツのある素人がオーディションを受けるという番組です。オーディションを受ける素人たちは本当に素人で、各人それぞれが思い描くビジネスプランを発表するのですが、どれも素人過ぎて新進気鋭の経営者どもにこてんぱんに叱られる、というのがだいたい起こる出来事です。

この番組をみていて、素人たちは本当に深く考えず思いつきで夢を描くもと痛感しました。起業をして約3年以内にほとんどの人たちが廃業するそうです。3年で80%以上と言われています。インターネットを始めとしたテクノロジーの進歩のお陰で元手が少なくてもビジネスを行える世の中になりましたが、ロジカルに深く考え、粛々とやるべきことをこなす人は少ないようです。

マネーの虎という番組がおわって20年近く経ちますが、素人集団は素人のままです。事業を継続するためにはお金が必須であり、お金を稼ぐためにはお客さんが必要でお客さんから安定して報酬を受け取るためにはお客さんに認知され、依頼され、満足される必要があるのです。やり方は自由です。お客さんに認知され、依頼を勝ち取り、満足してもらう。それだけのことなのですが、やるべきことは山ほどあります。

事業を継続するためには冷静に損益分岐を考え、キャッシュ・フローをイメージしフィージビリティを何度も確認しなければなりません。そして、そのように作ったビジネス戦略を冷静に、粛々と続ける。多くのビジネスの場合、奇跡は必要ありません。積み木を積み上げるように、冷静に、着実に日々の作業を進めるのです。まず事業を始めるのであれば、便利屋がいいと僕は思います。

便利屋ビジネスの良さは、専門性が不要で、比較的だれでも始められる点です。もちろん継続して便利屋を続けるためには安定した売上が必須です。どのようにマーケティングし、営業トークを行い、作業を実施するか、便利屋といえでもビジネスはビジネスです。